理事長代行とはマンション管理の救い?「リブ・ リ ヴァ」0円の野望
理事長代行とは、理事長のなり手がいないマンション管理の救いとなるかもしれません。
区分所有者の中から理事長を定めるのが基本ですが、輪番制で理事長を無理に決めたとしても、マンション管理がスムーズに行かないようなら、思い切って理事長代行に依頼するのも救いになるかもしれませんよ。
注目すべきは、「リブ・リヴァ」の経営方針の野望に驚きです。なんと理事長代行の費用が0円で可能になるシステムです。
理事長代行だけではなく、「マンション管理をトータルで考えましょう。」というスタイルに共感しました。
- 理事長代行とはマンション管理の救いなのか
- 理事長代行のメリットとデメリット
- 気になる費用はいくらなの?
- 注目の「リブ・リヴァ」実質的な負担増0円目指す
理事長代行を考えているマンション管理組合の参考になれば幸いです。
■ 目次 ■
理事長代行とはマンション管理の救いとなるのか?
理事長は、基本的に区分所有者の中から選ばれます。本来なら、理事長に立候補するくらいの覚悟とやる気の方にお任せしたいところですが、なかなか理事長に立候補する方がいないのが現実です。責任感を持ってマンション管理を引き受ける方が理想なんですけどね。
理事ですら、輪番制で回ってきたので、仕方がなく引き受けたという方が多い中、自ら進んで「理事長を引き受けます。」という方は少数派であると言わざるを得ません。
ツイッターでは、輪番制で理事や理事長に選ばれても、マンション管理に関する知識・経験・技術がないと嘆いている方もおられます。
管理組合は
管理組合なんて名前ばかり
PTA以下の存在
輪番制でやむなく理事や理事長するだけなひとごほとんど
マンション維持の知識も経験も技術もなにもない
事例も前例もろくにない
ないないずくし— akibaryu(メールのプロ黒川) (@akibaryu) May 6, 2020
理事長を経験した私が感じるのは、そんなに理事長は、苦痛でもないし、仕事がたくさん増えるわけでもありません。マンションによって異なるのかもしれませんが、あくまで私の経験上の話です。
理事長に立候補したかった理由は、「管理会社を変更する手続きは大変だが意義ある経験した」で綴ったように、管理委託費に対して削減を行いたかったのが理由です。マンション管理で一番高い支出の削減に手を付けていなかったからです。
目的があって、理事長に立候補するのでなければ、理事長を自ら行いたいという人はいないのでしょうね。「学校の生徒会に立候補するのはなぜ?」と子どもの頃思っていましたから、同じなのかもしれませんね。
どのマンションも、理事長を不在とするわけにはいきません。そこでマンション管理の救いとなるのが、「理事長代行」というマンション管理の専門家に依頼するという方法(第三者管理方式)です。
「理事長のなり手がいない!」と嘆いていても仕方がありません。どうすれば、理事長としての職務を全うすることができるのか考えなければなりません。
「理事長代行」のメリットとデメリットを綴ります。
理事長代行のメリット
マンション管理の専門家に頼むことで、マンションで抱えている諸問題を解決することができるかもしれません。理事長の成り手不足解消するのは言うまでもありません。
経験と知識が豊富ですから、「修繕積立金の改定はどのように行えばよいのか。」「大規模修繕工事をスムーズに進めるにはどうするのか。」「滞納者が多くて困っている。」と言った諸問題を解決に導く術を得られるのではないでしょうか。
専門家が、理事会に参画することのメリットは図りしれません。区分所有法にも精通しているでしょうし、誤った管理会社の指摘を行うことも可能です。
資産価値向上のための的確なアドバイスが頂けるかもしれません。区分所有者では分からないことでも、的確に方向を定めることができるので、安心してマンション・ライフをおくることができます。
理事長代行のデメリット
理事長代行のデメリットは、やはり費用面です。区分所有者が理事長であれば、無料もしくは安価な報酬で済みますが、理事長代行は一定の人件費が必要となります。
区分所有者の全員が理事長代行に理解を示し、費用が発生したとしても、費用以上のメリットが得られると判断して納得することが必要です。
理事長代行に全て任せておけばよいかと言えばそうではなく、やはり理事長代行がマンションにとって有益な活動を行っているという監視は必要です。最終的な責任は、区分所有者にあるからです。
理事長代行を頼むということは、理事長印を預けることとなります。信頼と覚悟が必要となります。
気になる理事長代行の費用はいくらなの
気になる理事長代行の費用ですが、ツイッターの情報によると、1ケ月21万円からとなっています。マンションの規模や管理すべき共用施設の差によって異なるとは思いますが、21万円で理事長代行を任せられます。
重松さんのHPを見ると、「マンション理事長代行業務 1ケ月=21万円から」となってます。2軒のマンションの理事長代行やるだけで、なんとか生活できますから、マンション管理士にとっては、いい飯の種になりそうです。
— トホホ爺の「ならぬ堪忍、するが管理人」 (@tohohokanri) January 24, 2012
マンション管理士の国家資格を持っている人に理事長代行を依頼できれば、安心して任せられますね。新型コロナウイルスに対して、どのように対応すればよいのか理事長は、困りますからね。
「NPO法人マンション管理者管理方式推進機構」では、以下のように物件規模によって、理事長代行費用が異なります。
201戸以上の大規模マンションは、理事長代行費用でもコスパがよいとも言えます。理事長代行の導入を検討するのであれば、相見積もりを取って総会に諮りましょう。
物件規模 | 価格(円/戸) |
~100戸 | 4,000円/戸 |
~200戸 | 3,500円/戸 |
201戸~ | 3,000円/戸 |
注目の「リブ・リヴァ」実質的な負担増0円目指す
愛知県名古屋市丸の内の「リブ・リヴァ」では、理事長代行を採用しても、実質的な負担増0円を目指す会社です。
パンフレットには、「結果を出すまで料金は発生させません。」と明確に書かれています。自信の表れがパンフレットにも表れています。
理事長代行だけを単独で考えるのではなく、マンションの管理全体を見直しましょうという考えを行っています。今までにない考え方に注目している会社が「リブ・リヴァ」です。
月額の管理費を見直して、削減した余剰金を理事長代行費用に充てようということです。うまくいけば管理費が削減できて、追加負担なしで理事長代行を依頼することができるのです。
高齢化や輪番制で理事長のなり手にお困りのマンションは、相談してみてはいかがでしょうか。マンション管理をトータルにとらえている会社リブ・リヴァの考えには、とても共感が持てます。
これからのマンション管理の選択肢として、「リブ・リヴァ」のように実質負担金0円で、理事長代行が実現できる方法が主流になるのかもしれませんね。
5月からテレビでCM(コマーシャル)を積極的に放送している「リブ・リヴァ」の存在が気になっています。
「リブ・リヴァ」の「半自主管理」とは、理事長の時間的負担や精神的負担の軽減を行うことです。管理会社に委託していた時よりも、管理費が削減されて、透明性が高く良い管理サービスを受け取ることを目指しています。
「リブ・リヴァ」のような会社が登場した背景には、理事長のなり手で困っているマンションが多いということが言えるのではないでしょうか。
マンション住民にとってもメリットがあるのではないでしょうか。
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マンションの理事長を代行するという選択肢も有効だと思います。理事長のなり手不足を解消するためには、理事長代行の導入を考えてはいかがでしょうか。
理事長を決めても、形だけで機能不全となっているマンションであるならば、せっかくの充実したマンション生活をおくることが難しくなります。よいマンション管理は、理事長の力量に大きく左右されてしまいます。
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